12月と言えばクリスマス、年の瀬ですね。
気がつけば12月も3分の2までやってきて、残りは10日ほどです。
そんな12月の24日、25日は多くの人が大きな意味を持たせています。
皆さんご存知の通り、イエス様のお誕生日ですね。(間違っても恋人と過ごす日とは言わせません)
ご存知の方もいると思いますが、私は中高の6年間を超教派のミッションスクール、プロテスタントのキリスト教学校で過ごしました。
そんな宗教色の強い学校なので、もちろん12月になれば校内のいたるところにポインセチアとシクラメンが置かれ、クリスマスのリースとツリーが飾られました。
キリスト教学校に通っていると当たり前に見える景色も、卒業をして違う社会に出ると当たり前ではなかったのだと驚きます。
そんな驚きの一つにアドベントの扱いがあります。
おそらくアドベントって?と思われる方がたくさんいると思います。
なかにはアドベントカレンダーを想像される方もいると思います。
アドベント(Advent)とはキリスト教の救い主、イエス・キリストがお生まれになるのを楽しみに待ち、その準備をする期間です。
日本語では「待降節」とも言われ、クリスマスの4週間前の日曜日から始まります。
教会などでは4本のキャンドルを用意し、1週間に1本ずつ火を灯していきます。
この期間にクリスマスまでの日々を数えるものがアドベントカレンダーです。
中高大とキリスト教系学校に進んだ私は、宗教の世界に身を置いてから初めて今年の夏にキリスト教から離れ、自分の信仰を持ちました。
それによって「世界がクリスマスに傾いているのはわかるけど、私の主体は参加していない」ということが起きたのです。
クリスマスの雰囲気・文化は好きだけど、信仰はしていないし、みんなが不思議と盛り上がっているように感じられる。そんな感じになりました。
去年まで友人と教会に行ったりして主体的に参加していたのに、気がつけば塀の外にいる感覚です。
そんなことを言いつつもクリスマスに関する知識などは消えません。
3人の賢者が乳香・没薬・黄金を持ってきたり、羊飼いの元にイエスの誕生を知らせる主の天使が現れたり、聖書にはクリスマスに関して多くないながらも書かれています。
世界では家族で過ごす日とされているところが多いでしょう。
これを機に聖書なんて手に取ったことないという人も、時には書物として読んでみるのも面白いと思います。
私とご縁があって繋がりを持てた方々にとってクリスマスが良き日となりますように。
最後にクリスマスの聖句を
『いと高き所には栄光、神にあれ、
地には平和、御心にかなう人にあれ。』
(ルカによる福音書2章14節:新共同訳聖書)