ゆるゆるSEの日常

就活報告書に書ききれなかったあれこれ

注意点

ここに書かれていることは個人的な主観です。

また、コロナの影響をほぼ受けずに就活を終了しています。

 

スペック等

専攻:情報理学

資格:秘書検定2級(2018),自動車免許,英検2級(2016)

プログラミング経験:ほぼ皆無

バイト:家庭教師,ブライダルスタッフ

 

インターン

インターン自体は8社参加しました。コンサル、インフラ(電力) 、SIer、メーカーなど、業界は決めずに気になる業界、企業にとにかく出しました。エントリーは30社くらいだったと思います。インターンに参加することで業界の関係や製品の勉強、選考情報を手に入れることができました。また、インターンの選考やグループワークを通して、本選考へ向けての対策をすることができました。インターンの種類によっては社員さんと連絡先を交換し、本選考のサポートをしていただけます。

夏季インターンは5月くらいから募集がスタートします。長期インターンであるほど締め切りが速いのでそれに合わせて準備する必要があります。私の場合は気が付くのが遅れてしまったので 5月の末から準備しました。 秋インターンは平日に開催されるものが多く、 授業との都合が難しい影響で倍率が低くなりやすいです。冬インターンは11月から募集が開始されます。夏のインターンに出遅れた人が参加してくるので倍率が上がります 。

希望する業界だけでなく様々な業界も見ることで興味が出てくることもあると思います。 逆に希望していた業界が想像と違うこともありました。さらにインターン参加者のみ本選考へのエントリーができることや 、インターン終了後に参加者限定の懇親会があったりするそうです。 私はインターンを通じて業界や企業の情報を知るだけでなく、 知り合った学生と情報交換することで自身の就活の軸の差別化や自身の志望動機の弱い部分を洗い出すことができました。 業界にもよりますが、少しでも行きたいと感じる企業へはできる限り参加したほうが良いのではないかと感じました。

企業選び

インターンやイベントを通じて行きたいと感じた企業のみを選びました。2月に1社目の内定をいただき、そこより行きたいところがほとんどなかったのでエントリーは行きたいところの4社のみにしました。本来は10社ほどエントリーするそうです。

エントリー

ESの提出や成績証明書の提出が求められることがあります。 あらかじめ成績証明書を1部、追加でスキャンしたもの(できるだけ文字が読める範囲で容量は小さめのもの)を用意しておくと焦ることがなくいいと感じました。ESはキャリアカウンセリングなどで2~3回添削していただき、修正を重ねました。300~500字を求められることが多く、自己分析などでしっかり内容を決めておくと楽だなと感じました。また、所持している資格を書く欄があるので、正式名称を確認しておくといいです。

試験

玉手箱やSPIなど様々な種類の試験があるのでそれぞれに対して対策が必要になります。それぞれ参考書を1冊買って目を通しておくといいと思います。この試験の点数で落とされる場合があるので苦手と感じる人はしっかり対策したほうがいいです。逆にある程度コンスタントにできる人はここで時間を取られるのはもったいないのでESや業界研究などに力を入れたほうが良いと思います。オリジナル試験の場合は対策が立てられないのでよく寝て臨むしかないです。

グループディスカッション

発言の内容やどのような立ち回りをするか、まわりと協力して結論を導こうとする姿勢が見られます。 私は大学のキャリアセンター主催の練習会やインターンの選考を通じて練習し、本選考に備えました。クラッシャーがいなければそんなに心配はいらないです。本質的には関係がないですが、スムーズにディスカッションが進むように、選考を受ける時間はお昼直後のまったりしやすい時間を狙っていました。

面接

事前に提出したESやアンケートを中心に展開されます。 志望動機などESに書いたものは1分から1分半くらいで話せるよ うにしておくといいです。基本的に隠し事や嘘をつくことはしないほうが良いです。面接中に矛盾などでバレるととても印象が悪くなります。 個人面接では会話はできるか、思考に矛盾がないか、 どれくらい深く考えられるか、などを見られていると感じました。 面接官の方は落とそうと思って面接をしているわけではないので普通に受け答えをしていれば大丈夫だと思います。 ちょっと変わったものとして、 フェルミ推定がセットになった面接があります。この場合、 答えが合っているかよりも論理の矛盾や飛躍がないかが試されます 。最後に資料にまとめて発表するなどがあるので、もしフェルミ推定をやるといわれた場合は時間を計りながら練習を しておいたほうがいいです。その他の注意点があるとすれば、3点 。1点目は職種と関係のない資格をESに書いていた場合、どうして取ったのかなどを聞かれることがあります。就活に有効と聞いて取った資格でも適当に理由を答えられるようにしておくといいです。また、 2点目として逆質問の時間が苦手な人はしっかりと何を聞くか考えたほうがいいです。業種にもよりますが30分間など逆質問を続けるのはかなりしんどいです。できる人はその会話の中で新たに浮かんできた疑問を逆質問として聞くと話が広がり、時間が余って困ることはないと思います。そして3点目は経済に広くアンテナを張っておくことです。面接の中で最近気になったニュースや今後の会社の在り方を質問されることがあります。これは日々ニュースに触れて自分の意見を考えることが必要になります。新聞は読まなくてもせめてネットニュースで少し経済や社会情勢関連の記事を読むといいと思います。

参考になった本

『現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート』(東大ケーススタディ研究会/東洋経済新聞社)

会社四季報 業界地図(東洋新聞経済社)

全体を通じて

私の就活の軸は「 日本のモノづくりを支える歯車の一部になりたい」でした。なので、選考を受けている業種などはバラバラに見えますが、全体としてはBtoBを選びました。 そのような視点を得られたのはインターンを通じて知り合い、 意見交換してくださった方々のおかけです。このようにインターンや説明会で自分の進路を決める手がかりを得られる一方で、インターンなどに参加していても本選考の面接を通じて「この会社、 思ってたのと違うかも」と感じることもあり、 選考を受けている最中でもかなり考えが変わることもあります。 就活自体は緩やかである一方で、終わりの見えにくい長い戦いになるのでつらいと感じることもあると思いますが、意外な人物が助けてくれることや、 予期せぬラッキーでうまくいくこともあります。 私の場合は面接官の方々に恵まれました。就活のやり方は人それぞれ、最終目標こそ人に押し付けられるものでも比較できるものでもありません。恐れずにぜひ最後まで頑張ってください。